こんな記事を最近見ました。

なぜ日本野球はメジャーリーグに勝てないか

「そんな環境でも野球をやりたい選手が契約して、苦労を続けるからメンタルが強くなる。日本の環境のぬるさをつくづく感じた。メジャーからマイナーリーグに落ちれば給料も下がるけど、日本では2軍に落ちても賃金は下がらないし、リリースもされない。これでは、日本の野球はメジャーに追い付かない」

日本とアメリカの決定的な差は、競争原理の作用だ。日本の2軍選手は、大手企業に務める同年代より高い給料を手にし、一定年数はチームに在籍できることが“暗黙のルール”とされている。子どもの頃から大好きだった野球を仕事とし、周囲からちやほやされるうちにハングリー精神が薄れ、現状に満足したまま埋もれていく選手は少なくない。

一方、アメリカでは結果を残すことができなければ、すぐにクビになる。マイナーリーグの選手は、シーズンオフにアルバイトをしなければ生計が立てられないほど給料が低いものの、メジャーに昇格できれば平均年俸は300万ドル以上。プロの最下層は低賃金だが、頑張って大きな夢をつかもうと貪欲だ。選手として向上できなければすぐに道を閉ざされるので、おのずと必死に努力する。

そういった競争原理の違いが、指導者のメンタリティにも影響を与えている。2001年限りで現役引退した佐々木は2003年にダイエーの2軍、2004年からの2年間はオリックスでコーチを務めた。そこに広がっていたのは、いわゆる“日本的な社会”だった。コーチ人事は能力主義ではなく、縁故が重視される。指導者は現役時代の実績や、年齢を理由に選手より偉いと決め込み、頭ごなしに教える者も目についた。

なぜ日本野球はメジャーリーグに勝てないか

メジャーリーグは、とてもハングリーな世界。一方、日本は2軍の選手でも大企業の給料よりも高く、さらに指導者も能力主義ではなく縁故が重視されてしまっている、ということだそうです。

社交ダンスの日本と世界の差は、メジャーリーグとNPBの差以上に、あります。
色々、原因は言われていますが、その一つにこういったハングリー精神の話も良く言われます。

日本のプロの選手は、教室に勤務して生徒をさんを教えることで収入を得ています。
勤務時間は長く、ダンスの練習はその仕事以外に行わなくてはなりません。
世界トップの選手からは、日本人は仕事が多すぎてダンスに費やす時間が足りていない、という話を言われることもあるようです。

要するに、生活のための仕事になってしまい、ダンスがおろそかになってしまっているのではないか・・
また教室勤務に縛られるあまり、自分の考えで動いたり行動したりすることが制限されることも多いですね。

もちろん教室での勤務にもメリットは多々あります。そして何より稼がなくては、レッスンを受けたり遠征に行くこともままなりません。
難しい所です。

ただ、この時代になって新たな形態での選手の活動を模索していってもいいんではないのでしょうか?

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