しばらく前のニュースで軟骨再生について書かれていました。

これは実は結構重要な技術なんです。
しかもダンスとは無縁じゃありません。

関節を痛めたことがある方はご存知かもしれませんが、実は現在の技術では関節を痛めると、治療として出来ることは非常に少ないです。
画像の説明
一つに、関節のクッションを果たしている軟骨細胞の再生能力が非常に低いからなのです。現在の医療では、治療の仕様があまりないのです。

本当にどうしようもなくなると、人工関節に置き換える手術がかなり普及してきており、昔に比べると選択肢は出てきたのですが、非常に大がかりな手術なため、積極的に行われるものではありません。

ですから、膝や股関節を痛めて病院に行っても、何もしてもらえず、がっかりされた方も多いと思います。

ちなみに軟骨が無くなると何が問題なのかと言うと、骨同士がぶつかる状態になります。
そうすると骨に棘が出来てしまうのだそうです(骨棘)
それがぶつかり合って、非常につらい痛みが出てくるのだそうです。

コンドロイチンやグルコサミンで良くなるよ~みたいなCMが流れていますが、あまり軟骨再生には効果が無いようです。
(あればちゃんと治療薬として薬になっています)
なんで、高いお金出して買っちゃだめですよ。
痛みどめ程度の効果がある?程度の物らしいです。
(探せば安いサプリも沢山あります)

さて、そんな状況の中、医術の進歩はすさまじいもので、皮膚細胞から軟骨細胞を作り出す技術が発表されました。
皮膚細胞から軟骨細胞

高価で時間のかかる話題のiPSを使わずに、制作したそうです。
これが実用化されれば、軟骨治療に大きな朗報になります。

軟骨が無くなって骨棘ができたりすると変形関節症という状態になるのですが、この患者は全国で750万人もいると言われています。
社交ダンスをやっている人も、これに悩まされていたり、ダンスを辞めざる得ない人もたくさんいるんです。

ぜひとも、早く実用化してほしいものですね。

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