ついに東京にオリンピックが来ることになりました。
色々と意見はあると思います。
でもまずは単純に喜んでいいんじゃないでしょうか。
原発問題を抱えた状態で浮かれるのもどうかと思いますが、より諸外国からの目が厳しくなり、対策が進むことを祈るしかないですね。

ここでは私たち社交ダンスと、オリンピックの関わり合いを書いてみたいと思います。

社交ダンス界(競技ダンス、ダンススポーツ)の世界では、一部の組織が20年ちかく前からオリンピック参加へ向けて活動をしています。

何年か前はオリンピックの候補種目にもなり、もしかしたらオリンピックの正式種目になりそう??というところまで来ましたが、その後は良い話を聞きません。

どうやら、候補に挙げられたことでIDCなどが精査した結果、逆に競技ダンスはオリンピックの種目としては採用しにくい状況が見えてしまったようです。

大まかな理由は
・採点基準が不明瞭
・ドラマ性がない
・世界に普遍的に普及しているスポーツではない

といったようです。(私があちこちで聞いた話のまとめなのでソースはありません)
とくに、採点基準に関しては致命的なようで、日本でもJDSFというアマチュアの団体が、フィギュアスケートのように点数方式で採点するようにしたりしていますが、普及しているところまではいきません。

今までの採点方式は、審査員が投票して多数決で方式ですので、何が悪くて何が良いのかがわかりません。
しかもドラマ性が全くないので(一度決まった順位を基準に採点されてしまうことが多い)、テレビ放映に全く持って向いていません。

莫大なスポンサー料を払う企業にとって、オリンピックの種目は、何も知らない視聴者がみてもわくわくドキドキするような種目でなくてはいけません。
そんなスポーツからは、全くかけ離れているのですね、競技ダンスは。

芸術的スポーツだから仕方がないと言いう方もいますが、まあそれも確かに一理あります。
バレエの良い悪いを点数で表しますか?と言われれば、そんなことはしないわけで。

ただあくまでも競技をうたうのであれば、採点の基準は明確になるべきです。いち競技ダンサーとしても、それは非常に臨むことですね。

そして、最後にこれも大きな問題なのですが、世界的な規模で組織が分裂していることです。
もともとオリンピックに反対?だったWDC、オリンピックを目指していたIDSF(現WDSF)。
ここから始まった組織分裂・対立は、もうわけがわからなくなっています。
もちろん日本でも、JBDFをはじめ、JDC、JCF、JBDPA、JNCPD、JBD、JDSF、、、もうわけがわかりません。
こんな状況で、一枚岩としての活動は出来る訳もなく、他の競技がオリンピックに採用されていくのを、ただただ指をくわえて見ている状況です。

冷たい言い方ですが、客観的に見て、競技ダンスがオリンピックの正式種目に採用される可能性は、いまのところ99%ないでしょう。
残念(-_-;)

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