冬になると最近はいつもこの野呂ウィルスの話題が出てきますね。
ダンスをやっていると風邪などウィルスに接触する機会も増えますので、このノロウィルスの事をちょっと詳しく知ってみましょう。

このノロウィルスは、非常に厄介なウィルスです。
ウィルスの中でも最強の感染力を持っているんじゃないか?と思うぐらいです。

①耐久力ー石鹸やアルコールなどでは消毒できない
なんと! 良く石鹸で手を洗いましょう、というのは実はノロウィルスには有効ではないんです!
これは私も知りませんでした。
塩素系の漂白剤などにも耐性が比較的有る方なんだそうです。

え?じゃあ消毒できないならどうすればいいの?

洗い流してください(笑)
手洗い時に、水で良く流すことが良いそうです。

もし、感染した家族が、下痢や嘔吐で服を汚した場合、洗濯機で洗っただけでは、菌がまだ残っているかもしれません。
そのままビニールに包んで捨ててしまうか、漂白剤にしっかり漬けましょう。

また、加熱などにも強く60℃で30分加熱しても感染力が失われないとの事。85℃まで上げて1分加熱しないといけないそうなので、下記等の2枚貝を食べる際は良く加熱が必要です。

気を付けてください。

②感染力-空気感染する。しかもわずかなウィルスで。

上記のように非常に強い環境耐性を持つノロウィルスは、強い感染力を持ちます。
吐しゃ物などに含まれるノロウィルスは、空気中に舞い上げられ、それを吸い込むと感染を起こします。
しかも乾燥に強い耐性があるそうです。

また、感染すると下痢を起こすのですが、その糞便に混ざったウィルスは河川を通じて、水に混じったり、二枚貝などの内臓に蓄積されたりするそうです。

少量のウィルスで発症するのも厄介です。
症状が治まった後も1週間ぐらい、ウィルスを排出し続けるそうなので、気をつけなくてはいけません。

③治療方法ー予防・治療方法がほぼない

ノロウィルスを培養する方法が見つかっていないため、ノロウィルスに対する研究は非常に遅れているそうです。
そのため、どのような消毒がいいのか、どのような感染力があるのか、調べることが難しく、わかっていないことが多いようです。

またウィルスのタイプが多数あったり、変異を起こすため、抗ウィルス薬の開発も難しい状況です。
有効なワクチンもほとんどないため予防もできません。

ですからノロウィルスに感染して、お医者さんに行っても脱水症状にならないように気を付けるように言われるだけで、何もしてもらえません(笑)
幸いなことに、数日の激しい下痢で済み、命にかかわるようなことはあまりないようなので、そこだけが救いですが。
まあ、かかった人の話を聞くと、死ぬほどつらいとの話なので、救いなのかどうかはよく分かりませんが。

ノロウィルス、、、最強のウィルスの1つだと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA