先日、アカデミーホールががらがらであるとの、記事を書きました。
その後、色々気になることがあったので、少し自分で調べ始めてみました。
残念ながらダンス界では統計を出して、戦略的にものを考える、などという思考はまったくありません。
ダンス人口がどのくらいなのか、さえも分かっていないと思います。
さしあたって、練習場を使用している3~4割ぐらいが学生さんなのではないかと思うので、学生競技ダンスの人数を調べてみてました。
それがこちらの結果です。
<社交ダンス人口を本気で調べてみる①>
2006年より、4年でなんと3~40%減!という結果でした。
2010年あたりからは下げ止まっているように見えますが、どうなんでしょうか。
今回調べた数値は、学生の1年生の男性の数です。
ですから、彼らが4年生になる2010年前後が、学生競技をやっている人たちの人数が最も減っているはずです。
「学生そのものの人数がへっているんでは?」
という話もありましたが、
年 学生数
平成11 2,701,104
平成16 2,809,295
平成17 2,865,051
平成18 2,859,212
平成19 2,828,708
平成20 2,836,127
平成21 2,845,965
平成22 2,887,396
平成23 2,893,434
学生の数は、ほぼ横ばいです・・むしろ増えている。
そうなると原因はなんでしょうか??
- 競技ダンスは面白くなさそう??漫画の影響などで結構イメージは良くなっているはずですが、、
- 部活動に使う時間がへった?
- お金の問題?ここ数年仕送りがだいぶ減ったそうです。
大学の授業 | 大学の授業以外の学習 | 部・サークル活動 | アルバイトなど | 娯楽・交友 | |
平成22年 | 19.35 | 6.70+5.63 | 5.85 | 9.76 | 16.92 |
平成18年 | 18.69 | 11.44 | 6.64 | 9.93 |
部活に使う時間は減っていますね。
仕送りのデーターは結構ばらつきがあるのですが、やはりだいぶ減っています。かといって、アルバイトの時間が増えているわけでもありませんね。。
インターネットに費やす時間でも増えているのでしょうか??
謎です。
ただ5年ほどで、3~40%減という数字は恐ろしい数字です。社交ダンスの若者が入ってくる大きな入口の学生競技ダンスが減少は、間違いなくこの世界の衰退につながるでしょう。