ミドル世代の社交ダンサーを増やしたい。
最近の私の頭の中は、このことをどうするかが結構占めています。
社交ダンス界において、若者が少ないと言うことは声高に言われますが、実は同じくらい少ない層(いやもっと少ない層)があります。それが35~50歳代の人たちです。
特に新しく始める人が極端に少ないと思います。
色々と原因を考えてみましたが、
- 一つはやはり家庭などの自分の環境が忙しいこと。
- ペアダンスなど異性との距離感の近いダンスに慣れていないこと。
- そして、もう一つは社交ダンスにすこし破廉恥?なイメージがあるのではないか?
以上のようなことがあるのではないか、と思っています。
社交ダンスは、戦後長い間風俗営業法の元に管理されてきました。
商業施設において、ダンスを踊る接客は風俗とみなされてきたのです。(というより、そーゆう商売があって、そのため規制されたと理解するほうが自然でしょう)
ですので、4・50代の方たちの中で、社交ダンスに破廉恥なイメージがあっても仕方のないことなのかもしれません。
ですが、十数年前に特定の条件の下、ダンス教室は風営法適用除外になりました。
その後も、映画Shall We Dance や、ウッチャン・ナンチャンの芸能人社交ダンス部、オールスター社交ダンス選手権、など、メディアに大きく取り上げられる番組などのおかげで、社交ダンス=破廉恥なイメージは随分減ったと思います。
それでも日本人自体にボディタッチというコミュニケーションがないため、やはり男女で踊ると言うことには大きな抵抗感があるのでしょう。
しかし実際のところ、相手のことが気になってしまうのは、初めて相手と組んだ最初の5分だけです。
大抵ステップ覚えるに必死になるので、相手のことなど考えている暇がないのが実際のところなんですね(笑)
そして気がついた頃には、異性と組んで踊ることが別に何のこともないことだと気がつくのです。(単にスレてしまうだけなのかもしれませんが> <)
要するに慣れなんでしょうね。こういったペアダンス文化が日本にも多く広がっていけば、なんてことなくなるはずなのです。
が、それを今いる人たちに伝えるにはどーしたらいいのか・・・日々頭を悩ませています。