さて、昨日も飲み会などで少しお話をしていたのですが、ただいま私たち競技ダンス界が大変揺れています。

日本には大小5つ程のダンス組織があるのですが、それらすべての団体を巻き込んでの大問題となっております。

そして、毎年行われていた統一全日本選手権という大会が今年は行われず、別の大会が開催されるのですが、それの出場を巡り、ごたごたしているのです。

詳しいことは、こちらのダンスファンさんの記事が的確かと思いますので、読んでいただければと思います。

どうなる!?統一全日本

ここまでの大問題になることは、20年ほど前の日本競技ダンス連盟の分裂以来のことかと思います(日競連の分裂時は私はプロではなかったので詳しいことはあまりわかりませんが)

特に私が所属しているJBDFは大きな団体のため、意見が入り乱れている状況で、実際に関西の方の一部の人たちはすでに別組織に加入していたりする状況です。

この記事を書いている10月30日に会議?説明会?が合ったそうですが、詳しいことは今のとこまだわかっていません。

もう開催日はすぐ近くなのですが、正直、冷めた目で見られている部分もあると思うんですよね。
だって、一般の社交ダンスを踊られている方々には、全然関係ないことですもの。トップのプロの先生方は出られないと悔しい、というのはもちろんわかりますが、ほとんどの方には関係が無い。要するに統一全日本を見たい!期待している!そんな風に思っている方が、プロの人が思っているよりとても少ないと思うんです。(もちろんトッププロの周りにはその先生のファンのお客様がたくさんいらっしゃるので、大紛糾だと思いますが、、ダンス界ってお教室に来てない方もたくさんいらっしゃいますからね。実際には、お教室勤めのプロの選手が知らない世界が広がっているんです。)

たとえばこれが、野球の日本シリーズが、サッカーの天皇杯が、直前で運営側の都合で中止になったとしたら、、、
そりゃ、選手ももちろんですがお客様から猛烈な抗議が来ることでしょう。
ニュースでもばんばん取り上げられて、原因となった事についてはつるし上げられるに違いありません。

ところがダンスは、、、要するに大会そのものがみんなに(世間一般に)それほど期待されていない訳ですよ。

以前から僕が言っている、「競技ダンスがオリンピックに採用されない訳」の最も重要な理由は、ドラマ性がないからです。
まあほとんど事前に予想がついてしまう、これにつきるからです。
そして順位が決まる理由もわからない。

ボールルームダンスが芸術性を含む限りこの問題とは切っても切り離せないのですが、その芸術性がダンス界そのものを苦しめてしまうとは、なんとも皮肉な話でしょうか。

さあ、統一全日本あらためNDCカップ、そして、ダンス界の組織の今後はどうなっていくのでしょうか?

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